ひくい

底い・・・?

ボールペンを左手に、「ひくい」と書こうとするのだが、紙に書かれた字は「底」である。いや、底にさえなってない。

電子辞書で「ひくい」を調べる。「低い」。あ~、これだ。

右手だと指が漢字を覚えているのだが、左手だと基本的な漢字でさえ書けなかったりする。頭で考えると、余計に浮かばなくなる。

「低い」を思い出したついでに、「底」と「低」の成り立ちを調べる。「底」は家の下を表し、「低」は人偏で人の序列の下を表す。「低」の語源はあまり良い意味ではないようだ。左手で書くと文字の構成を頭で考えるため、今まで気づかなかった文字への疑問が浮かび、良い勉強になる。

ところで、なぜ左手で字を書いているのか?それは、右手の負担を減らすためである。右手の親指の古傷が痛むため、最近は授業以外では左手で字を書くようにしている。もともと左利きなので、左手で字を書くのが極端に難しいということはない。慣れるのも早いと思う。

慣れていない左手をいたわり、文字を大きめに、ゆっくりと書くようにしている。ゆっくり丁寧に書くからなのか、もともとの利き腕だからなのか、左手で書いた文字が右手で書いた文字より綺麗なように感じる。

左手で文字を書くのは、けっこう楽しめる。人は、いろんなことが楽しめる。

話は変わり、明日は参議院選挙の投票日である。投票率が低いという予想があるが、この「低い」はいただけない。政権与党は消費税10%を公約に上げている。「高い」投票率で一般庶民を苦しめる政府の増税政策に反対の民意を示したいものである。

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