「非常に、よくできていますよー。この次は7月に来て下さい」。歯医者さんがいう。
3か月に一回、歯の定期検診とクリーニングを受けていている。悪いところがあると治療してもらう。今回は奥歯の神経を抜いて被せものをして治療が終わった。口臭の原因にもなっていたようで、ブレスチェッカーで測ると臭いがほとんど消えている。これで、おくちエチケットのフリスクの量が減る。
診察台に横たわっていて思った。私は俎板の鯉(まないたのこい)である。すべては、歯医者さんのスタッフにお任せしている。私が何かをし努力するわけではない。痛みは我慢するが。
自分の仕事に照らし合わせて考えてみる。生徒にもいるんだよな、「お任せします」の意識を持つ人が。全部を委ねると気持ちが楽であり安心できる。歯医者さんの診察台で感じるように。
さて、生徒の「お任せします」の意識にどう対応していくか。本当に「お任せします」の意識で勉強は成り立つのか。生徒は診察台の患者とは違う。勉強は自分で努力するものである。むしろ「お任せしない」という意識が着実な自立した勉強につながる。
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