山岡荘八

山岡荘八の小説太平洋戦争(全9巻)を読み始めた。アメリカからの石油の輸入が封鎖されて、日本が追い込まれた状況になり、アメリカと戦争をするかどうかで御前会議が開かれるところまできている。

先日自宅の郵便受けをみると、山岡賢次の広報パンフレットが入っていた。彼は「生活の党」公認の参議院比例代表の候補者である。パンフレットを開いてみると、上の見出しに「平和の堅持は山岡けんじ・荘八親子二代の使命」とある。おお、山岡賢次は山岡荘八の息子なのかと感激した気持ちでネットで調べてみると、山岡賢次は山岡荘八の娘雅子の婿養子であり、荘八存命中は荘八の秘書として作品の管理などをしていたのだという。山岡荘八の義理の息子として彼から直接影響を受けた人が政治の世界にいるのかと、嬉しい驚きであった。

山岡荘八は「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」「伊達政宗」などその他数多くの作品を残している。その中でも「徳川家康」は自分の考え方や感性の肥やしになる特別なものであったが、これからも読むたびに影響を受けていくのだろう。とは言っても、全26巻なので読める回数は限られてくるのだが。

山岡賢次のパンフレットには、消費増税反対、TPP参加反対、国防軍創設反対、核武装化反対、憲法9条の堅持とある。これは山岡荘八が心から願った平和への思いをしっかりと引き継ぐ政策ではないか。山岡荘八の平和思想と重なる政策方針を持つ「生活の党」は、再び戦争の道を突き進もうとする今の危険な政治の流れに歯止めをかけてくれるかもしれない。政治は国民の生活を第一に考える政党や政権に委ねられるべきである。

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