汚れの感覚

朝、体がムチャムチャするので風呂に入った。夜ではなく、朝起きて風呂に入ることがあるのだが、さすがにこの時期はきつい。体がかゆい感じがして夜の寝つきが悪い。人の体は、汚れがくっついていると不快感を感じるものである。

汚れには物理的なものもあれば、精神的なものもある。精神的な汚れの感覚は日頃からそれに馴染み過ぎると、汚れの感覚が麻痺して汚れを汚れと感じなくなる。汚れは自己保身の前に正当化され、汚れと清さの概念が逆転し倒錯する。

清濁合わせ持つと言い、確かに清さだけで世の中を渡っていくのは難しいかもしれない。人の心には、良心もあれば邪心も棲みついている。しかし、自分の中にある邪心に嫌気を感じるのもまた人間である。清さだけの人間にはなれないが、自分の心について離れない邪心にいつまでも嫌悪感は持ち続けていたい。

しかし、世の中にはこの嫌悪感を全く感じない人がいる。嫌悪感を最も強く感じるべき人の、晴れ晴れとした爽快な顔をみるとき、汚れの感覚の麻痺の最たるものをみる思いがする。

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