壊れた時計

朝6時15分、辺野古ゲート前に着くと、まだ暗いはずなのに、今日のゲート前は強烈な明かりに煌々と照らされている。抗議市民の一挙一動がすべて監視できるように、複数の大きな投光機が辺り一帯を照らしている。正面からなのでまぶしくてしょうがない。警察はわれわれ抗議市民を犯罪者のように扱っている。

安保法案反対の国会議事堂前のデモでは、平和を求める多くの一般市民が逮捕された。辺野古ゲート前でも同様である。最近は、国会議事堂付近を「平和」という文字が書かれたTシャツをつけて歩いているだけで、警察から職務質問を受けるのだという。近いうち学校の教科書から「平和」とういう文字が消えるのかもしれない。そして、「平和」について語ることが犯罪とされ、だれも「平和」を口にできなくなる。

今日は、機動隊に手首を握られて強く引っ張られたときに、腕時計が壊れた。3人がかりに仰向けになって運ばれるときに手に時計を握らされた。引きちぎれて落ちた時計を手に返してくれたようである。しかし、犯罪者の壊れた時計は直してはくれない。

今までに2回壊れたが、自分で分解して充電池を交換したり外れた針を直したりして、15年も使ってきた。それだけに愛着がある。バンドの修理をしてこれからも使っていく。

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