和歌山カレー事件・冤罪(その4)

以下は、和歌山カレー事件 林眞須美死刑囚・長男著の「もう逃げない。」からの引用である。

【長男・浩次(仮名)は当時小学5年である】
逮捕の朝、両親は連れていかれ、子供たちが残された。


 これからどうなるのだろうと考える間もなく、さっきぼくを起こした女性警察官がやってきて、
「児童相談所へ連れて行くから、1週間分くらいの着替えを準備しなさい」
 と言った。
 ぼくはクローゼットから、遠足やキャンプのときに使うリュックサックを引っ張り出し、適当に服を放り込んだ。そしてぼくにとっては1日も欠かせない、釣り竿とハイパーヨーヨーも突っ込んだ。
 すると間髪いれず、女性警察官に
「そんなん持っていくな。釣りなんかもう一生でけへんで」
 と怒られた。
 1週間分の服を用意しろと言われたので、1週間経ったら戻ってくるのだと思ったのだが、違うのだろうか?
 聞きたかったが、聞ける雰囲気ではなかった。仕方なく、釣り竿とハイパーヨーヨーをあきらめた。裕美を見ると、女性警察官が怖かったのか、涙目になっていた。


次の動画で、林眞須美の夫・林健治が保険金詐欺の実態について語っている。ヒ素の量が多すぎて死にかけたこと、保険金詐欺では病院や医者の協力は欠かせなかったこと、などが語られる。https://www.youtube.com/watch?v=DmyCp_jM_N4&t=40s

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