感動

幼い頃、左手をビニール袋でくるんで縛られて、鉛筆の筆使いを練習させられた。ノートに書かれている練習用の点線の模様を、泣きながら右手の鉛筆でたどっていた。以来、箸と鉛筆は右手で、それ以外は左利き通してきた。

去年から左手で字を書くようにしているのだが、かなり慣れてきた。普段の英語の単語練習はブロック体で書いていたのだが、今日から筆記体に変えてみた。最初はミミズが這っているようだったがのが、すぐに整ってきた。ペンをゆっくりと動かす。綺麗に書けている。うれしい。

勉強はやり様で楽しくなる。

急がないで、ゆっくりと丁寧に書いてみる。

急がないで、ゆっくりと丁寧に考えてみる。

そこから、意外な発見に巡り会う。楽しくなる。

drum up , drum up , drum up , drum up  筆記体で書く。綺麗に書けている。気分が良い。スペリングに馴染んだところで「~を懸命に得ようとする」と最後に日本語の意味を書く。

懸命の「懸」が難しい。なんでこんなに煩雑な字なんだろう。電子辞書で調べてみる。「懸」の「県」は心にかけるの意味を表したが、「県」が行政区画の意味に用いられるようになったため、さらに、心を付し、かけるの意味を表す:と載っている。なるほどと、ちょっとした感動を覚える。

継続する勉強の「コツ」は感動である。

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