ヘッドホンが壊れたので、アマゾンで注文した。966円、これなら手頃だ。最後に確定を押そうとすると配送量が2500円とある。危ない、危ない。違法ではないのだろうがちょっと悪質だな。そのままアマゾンで別の業者を探す。すぐに見つかり、966円だけで購入することができた。
琉球新報の連載小説「バルス」を読んでいるのだが、そこには大手ネット通販の表には出て来ない「安さ」の内情が描かれている。安い値段で買えるのは、その裏側に徹底した流通の効率化と派遣社員という安価な労働力の利用があるからである。そこで働く派遣社員の内情を知り、「安さ」と「便利さ」だけで商品を購入することに心が痛むのだが、それでも「安さ」と「便利さ」でアマゾンを選んでします。
アマゾンで商品を購入してもアマゾンはアメリカに本社を置く会社であり、日本には1円の税金も納めていないことは知ってはいた。それでもアマゾンは結構よく利用していた。消費者は「安さ」と「便利さ」を基準に消費行動を決める。自分もその一人である。生活を維持するために。
家の近くにイオンモール沖縄ライカムがあるのだが、あまり行くことはない。スーパーは「サンエー」や「かねひで」、「ユニオン」をよく利用している。沖縄県内の資本の会社を利用したいからである。県産品を県内資本のお店で買う。これが理想であり方針である。
最近は日用品や食べ物は、ほとんど「かねひで」を利用している。「かねひでグループ」が翁長知事を支援しているのだから、普段の買い物は「かねひで」と決めている。大きな企業グループが国家権力の政策に正面から反対していくことは、よほどの強い意志と信念がないとできないことである。
消費行動の選択で、翁長知事を支える、そして「かねひでグループ」を支えていく。「安さ」と「便利さ」とは別の基準で消費行動を選択していく。買い物のやり方で、新基地反対という平和運動に貢献できる。気持ちがよいではないか。
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