和歌山カレー事件・冤罪(その5)

以下は、和歌山カレー事件 林眞須美死刑囚・長男著の「もう逃げない。」からの引用である。

【長男・浩次(仮名)は当時小学5年である】
逮捕の朝、警察官の指示で、子供たちは服の荷物をまとめていた。


 荷物をまとめると、ぼくらは数人の警察官とともに、階段を降り玄関に向かった。キッチンの脇を通ったとき、調理用のテーブルの上に、重箱と鳥のから揚げが見えた。その日は、ぼくの運動会で、母は早起きをして弁当をつくっていたのだ。
 毎年運動会の日の昼食は、校庭にレジャーシートを敷き、その上に重箱を広げて家族みんなで食べていた。重箱には、から揚げ、たこウィンナー、卵焼きなど、ぼくの大好物ばかりが、これでもかと詰め込まれていた。友だちが「はやっちのうちの弁当うまそうやな」とのぞきにくると、いつも母はニコニコしながらおかずを分けてやっていた。


 

逮捕されて1週間後、検察官と事務官の2人が林健治の前で土下座をした。健治は「眞須美にヒ素を飲まされた」と証言するように持ち掛けられた。次の動画で、検察官がストーリー作り上げてその通りに判決が下るまでが述べられている。https://www.youtube.com/watch?v=TFIZJ8uNyaY

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