断食七日目

昨夜、風呂に入ろうと上半身の衣服を脱いだところで鏡をみると、はっきりと肋骨が浮き上がっている。脂肪や筋肉が消費された結果である。人は脂肪や筋肉がついている間は生きられる。

ところで、五日目に食塩を取り始めるとやたらお腹がすくようになった。ほとんど空腹感のないまま過ごしていたのに、食塩を取るとお腹がグーグー鳴り始めて空腹を感じるようになった。

空腹を感じたら、塩を舐めてコップ一杯の水を飲むと空腹感が治まる。しかし、1時間後にはまた空腹を感じるので、また塩を舐めてコップ一杯の水を飲む。この二日間はこんな調子で過ごしてきた。

塩とは不思議なものである。人を元気にさせて空腹を感じさせる。空腹感は、おそらく元気であることの表れなのだろう。

断食七日間の終了まで、あと1時間を残すだけである。頭はスッキリしているし、脱力感は消え去ったし、空腹は感じるし、日に日に悪化していた原因不明の足の小指の痛みも完全に消え去ったし、おまけに七日間の食費も節約することができた。良いことが多い。

久々の食事がもうすぐ食べられる。さて、台所で回復食の準備を始めるとしよう。

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