「どのくらい切りますか」。
「1.5cmか2cmぐらい切ってください」。
無口で無愛想な理容師は、あれよあれよと言う間に1、2cmの髪を残して刈り込んでしまった。そんなはずではなかった。とんでもないイメージチェンジになってしまった。文句は何も言わない。ただ、二度と来ないと心に決める。
お客さんが何を求めているかを汲み取っていく。口に出さない言葉も汲み取っていく。どの業界でも言える仕事の基本であり鉄則である。
塾の先生と生徒ではどうだろうか、と考える。どれだけ生徒や保護者の隠れた意見や要望を聞き取れているだろうか。
生活のひとつひとつが仕事に磨きをかけていく上での教訓になる。
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