親不孝

年老いた母は、今、施設にいる。ここしばらく母親の顔を見ていなかったので、今日会いに行くと、泣きそうな顔で喜んでいた。そして帰るときは、泣きそうな顔でさびしがっていた。

もっと会いにくればよいものを、そうしないでいつも言い訳をしていた。

ベッドに横たわる母親の顔を見ていると、親不孝、親不孝と、その言葉が繰り返し浮かんできた。

できるときに、孝行をしておこう。そう思うと、生き方も変わってくる。今日から明日から、親に喜んでもらえることをしていこう。できるときは、限られている。

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