断食二日目

食事を絶って48時間が経過した。

今日の午前2時過ぎ、どうにも我慢ができなくなって水を飲んだ。ベッドから降りて、ふらふらしながら台所にたどり着きいた。コップ一杯の水を飲み、しばらく椅子に座り体調が回復するのを待った。水が体内に吸収されるのを待ちならが思った。水がないと、人はそんなに長くは生きられない。

喉の渇きだけだったのが、一日半が経過しようとするとき、頭痛と体のふらつきの症状がでてきた。1時間もしない間の急な体調の変化であった。

その後、1時間おきに水分を補給して、体のふらつきが完全に取れたのは、5時間後であった。

体から水分が6パーセント失われると頭痛と脱力感があらわれ、10パーセントで筋肉のけいれん・循環不全になり、20パーセントでは死亡するらしい。自分の場合は、たぶん6パーセントの水分が失われていたのだろう。水なしで人はどのくらい耐えらるのかを試したのだが、少し危険な試みだったかもしれない。

これでいえる事は、断食には絶対に水が必要であるということである。体が水をほしがるときに補給するのではなく、最初から十分に補給したほうがよい。

それから、空腹については、いまのところほとんど感じない。ブドウ糖はもう体内には残っていないので、私の体は今、たんぱく質や脂肪をエネルギーとして利用しているのだろう。

癌細胞はエネルギーとなるブドウ糖がないと生きていけない。癌細胞はこの状況では死滅していく。しかし、正常細胞は脂肪から作り出されたケトン体をエネルギーとして利用することができる。

今もし私が癌患者なら、癌細胞を兵糧攻めにしているところである。癌細胞からは彼らの食料を全部奪って餓死させ、正常細胞にはしっかりと十分な食料を与えていく。これが断食により癌を撃退するやり方である。

空腹感は全くない。水をしっかり取っていれば断食はそんなに難しくはないと、今のところ思っている。

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