4月8日、重度の知的障害を抱える仲村伊織さんが真和志高校の新入生として入学式に参加した。https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/734682 伊織さんは一般入試と2次募集合わせて4年連続7回目の挑戦で高校生になる夢をかなえた。今月から島尻特別支援学校(八重瀬町)に学籍を置きつつ真和志高に通うのだという。
人は周りの環境から大きな影響を受ける。そして、良いこと悪いこと色んなことをそこから学んでいく。
特別支援学校という限られた枠を超えて普通高校に通うことは、障害を抱えた生徒に広範な学びの場を与えるだけでなく、またそこに通う普通の生徒たちにも多様な交流という学びの機会を与える。異質なものを排除するのではなく包み込んでいく教育が一つのシステムとして歩み始めた。
国会に重度の障害を持つ国会議員が参加できるようになり、またその国会議員の働きかけで重度の障害を持つ生徒が普通高校に通えるようになった。舩後靖彦参議院議員の涙ながらの県へ訴えがあればこそであった。
異質なものを受け入れて共に生きていく共生社会は、私たちが社会全体でその実現を目指して取り組んでいかなければならない課題である。
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