利き腕矯正

幼い頃、左利きを矯正するために左手に袋を被せられて使えないようにさせられた。その結果、字は右手で書けるようになり、箸は右手で扱えるようになった。

しかし、はさみは左手だし、缶切り、爪切り、包丁、ボール投げなど、ほとんどが左手である。書くことと箸だけが右手である。思いっきり中途半端である。

最近は、利き腕を矯正するのは、人格形成上よくないといわれている。自分の場合、利き腕の矯正がどれだけ自分の性格・人格形成に影響したかはわからない。ただ、間違いなく影響があったことは確かである。

もう少しスムーズに生きられるものを、それをしない。不器用な人間になってしまった。しかし、そんな生き方があってもよい。

利き腕の矯正は自分の人生に、独特な味付けをしてくれたようだ。

そして、こんな人生もまた面白い。

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