情報公開で、名護市の官製談合が発覚!

4月17日午前、名護市観光課職員と対面。名護市と㈱オリエンスの過去の契約書と花イベントの見積書のコピーを受領。見積書の提出は3社で、金額が最低のオリエンスに決まったらしい。ところが他の2社㈱アウルアイと㈱沖縄ハートスは名護市とオリエンスの業務委託契約の契約保証人である。競争入札は無理、談合だ!

4月17日早朝の名護市役所前での街宣後、情報公開を申請していた公文書のコピーを受け取るため名護市地域経済部観光課を訪問した。奥の部屋に通されて差し出されたコピーの総枚数は25枚、その場で全部には目を通せないので気になる一部に目を通してテーブルの向こうの観光課職員、課長、係長の二人に質問をした。

「気中開閉器取替工事の領収書を名護市役所は見れないんですか?」

「完了した工事については見れません」

「何を根拠に見れないと言っているんですか?見れないという根拠を示す文書の条文はあるんですか?」

「いいえ、ありません。名護市の文書法規係に確認をしたら、見る必要はないと言っていました」

「見る必要はない?見れないとは違うんですね。見れるじゃないですか。名護市が業務委託先の所有する領収書のコピーを見る権限がないとする文書の条文のコピーと気中開閉器取替工事の工事中の写真のコピーを情報公開請求で申請します。この次までに用意してください」

その場で情報公開請求の文書を記入して差し出し、観光課職員との対面を終えた。

そして、家に帰り受け取った文書全体に目を通して驚いた。これは談合である。競争入札が成り立っていない。あるいは、見積書そのものが捏造であり競争入札はなかったかもしれない。名護市と㈱オリエンスの業務委託契約の多くに㈱アウルアイが契約保証をしている。また、㈱沖縄ハートスも契約保証をしている。㈱オリエンスが債務を履行しない場合、この2社が代わりに債務を履行する責任を負うことを意味する。この2社はオリエンスとただの関係ではない。また、この2社は昨年の「全日本花いっぱい名護大会」の競争入札に㈱オリエンスとともに参加したとされている。契約保証をする側とされる側の会社で競争入札が成り立つはずがない。

㈱アウルアイの所在地をネットで調べてみた。住所のクリックで表示される。沖縄県宜野湾市真志喜2-24-9コーポ石川203

現地に実際に行ってその場所の写真を撮った。2階の左端、アパートの1室である。看板もない。郵便受けがあるだけである。この状態で17,325,000円の金額を提示して入札に参加したのか。本当に入札に参加したのか甚だ疑問である。ほとんど幽霊会社ではないか。

 

そして、㈱沖縄ハートスについてもネットで調べてみた。住所のクリックで表示される。沖縄県那覇市首里大名町3丁目53番地

ネットでは人が住む民家しか表示されない。現地に行って会社の場所を探そうとするがなかなか見つからない。歩き回って何とか見つけて写真を撮った。

㈱オリエンスが那覇市首里大名町2丁目、㈱沖縄ハートスが那覇市首里大名町3丁目。両社は大名町2丁目・3丁目で、すぐ隣り同士の所在地である。深い関係を推測したくなる。㈱沖縄ハートスは、名護市と㈱オリエンスの業務委託契約を契約保証している。この事実は、㈱オリエンスと㈱沖縄ハートスがただならぬ関係であることを意味している。この状況で㈱オリエンスと㈱沖縄ハートスが参加する競争入札が成り立つはずはない。

㈱アウルアイと㈱沖縄ハートスが参加した競争入札が、開示された見積書の通りに実際にあったかどうかは分からない。仮に競争入札があったにしても、契約保証をする会社・される会社のただならぬ関係の間で競争入札は成り立たない。これは官製談合である。

名護市と㈱オリエンスの業務委託契約は存在が怪しい幽霊会社のような会社が契約保証をしており、競争入札も実際に行われているのか甚だ疑わしい。名護市民の税金を原資とする公共事業・イベントで、チェック機能も働かないまま不透明な手続きで経費支出されるのは名護市民に対する極めて不誠実な行政のありようである。昨年の「全日本花いっぱい名護大会」の不明瞭な経費支出は厳しく精査されるべきであり、またこのような事態に至った責任の所在も厳しく追及されなければならない。


 

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