不正選挙 おめでとう③

公民館入口の応接テーブルで、現会計係の夫と向き合う。

私「あなたは選挙管理委員の資格要件を満たさないので選挙管理委員にはなれません。ですから、あなたではなく、選挙管理委員を出してください」

夫「はい、では呼んできますね」

夫がガラス窓で横に面する事務室に呼びに行くが、全然出てこない。5分、10分・・自称選挙管理委員たちが話し合い中である。

そこに警察官がひとり入口から入ってきた。いつもの警察官である。三原区職員は警察官を簡単に使える小間使いだと思っているようだ。何度も何度も呼び出されるからか、呆れかえった表情が警察官の顔に読み取れる。

警察官「どうしたんですか」

私「また呼んだんですか?すみませんね。選挙管理委員が委員の資格要件を満たしていないので、この選挙は無効だと主張しているんです。中で話し合いの最中で、選挙管理委員が表に出てこないんです」

警察官「このような議論は、警察官が関与することではありません」

私「せっかく来たんですからすぐに帰らず、5分、いえ3分でいいので選挙管理委員との話を聞いていってください。私の言い分は20秒で済みます」

やがて、自称選挙管理委員たちが現れる。

前に出て話し合いに対応するのは年配の男性、選挙管理委員長である。そして後ろに控えるのは、昨年末日で会計係を辞職した女性、業務上横領の追及を逃れようと辞職に追い込まれた女性である。三原区という小集落を表立って、または陰で思うままに取り仕切っている人物である。

私「金城さん(前会計係)、と宮里さん(現会計係の夫)は行政委員会の何の役職も持たないので、選挙管理委員にはなれません。だから今回の区長選挙は無効です」

選挙管理委員長「この二人は、行政委員会で選挙管理委員に選ばれたので何の問題もありません」

私「そもそも、三原区選挙規程ではこの二人を選ぶことはできないんです。資格のない人を選んでいいんですか」

選挙管理委員長「選んでいいんです。何の問題もありません」

警察官「このようなことは、警察が関与することではありません。自分たちで話し合ってください。もう帰ります」

警察官が帰ると議論はいったんは落ち着いたが、帰るとき表の広い駐車場に出て、またまた口論が白熱する。話に全く筋道の通った論理がないので議論ではなく口論である。

車の横で面と向かうは選挙管理委員長、その側に送迎できている体格の良い中年女性、選挙管理委員長が右手の拳を振り上げて自分の頭上近くで止めている。すると、黙っていた隣の体格の良い中年女性がいきなり私の胸を手の平で強くどついた。その衝撃で私の体が後ろにぐらつく。暴行罪という犯罪が白昼堂々と公民館の駐車場で行われている。選挙管理委員長の右手はずっと振り上げられて止まっている。固く握った拳がブルブルと震えている。私を殴りたい衝動を必死で抑えている。拳のすぐ正面にある私の顔を殴れないでいる。

帰る車がそばで止まり、運転席から私に罵声を浴びせる人がいる。前会計係の女性である。言葉の論理を知らず、途切れない罵声が彼女の主張である。本当に疲れる女性である。三原区全域に漂う行政の腐敗、その腐敗臭の大元が彼女である。

続く→

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