高裁が、新証拠と準備書面を無視で結審

5月9日午後3時、福岡高等裁判所那覇支部201号法廷。被告席は沖縄県選挙管理委員会の男性職員と委員そして年配の委員長(合計6人)、原告席は私一人。

原告(わたし):「裁判長、被告と議論をさせて下さい」

原:「被告の皆さん、かくかくしかじか・・・どう思いますか」

被告(委員長):「答弁書に書いてある通りです」

原:「被告の皆さん、ああだこうだ・・・どう思いますか」

被:「答弁書にある通りです」

原:「なんだかんだ・・・どう思いますか」

被:「答弁書の通りです」

原:「あなた方は選挙の専門家のなのに、自分の意見を何も持たないんですか。答弁書には『否認する』『争う』としか書いていないじゃないですか。それでよく仕事が務まりますね。自分の意見を言って下さい」

被:「ですから、答弁書に書いてある通りです」

原:「裁判長、この裁判は公正ではないです。直接証拠の投票用紙を被告側が持っていて、原告が投票用紙に全く接触できないというのは著しく裁判の公正性を欠いています。投票用紙を開示させて下さい」

裁:「その主張は証拠保全申立書の棄却ですでに退けられていますが」

原:「いえ、そうではなく、裁判の公正性の為に裁判長の権限でそれをやってほしいんです」

裁:無言

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裁判長:「大方、議論は出尽くしたかとおもいますが・・」

原:「裁判長、準備書面を提出します。第1回準備書面と証拠説明書、そして甲4号証と甲5号証、正副の2部を提出します」

<裁判長がキョトンとしている。準備書面と添付書類が書記官から裁判長に渡される>

原:「裁判長、今日は私は陳述をしません。十分な議論をするために次の口頭弁論の日程を決めて下さい」

裁:「次の口頭弁論を設定するかは、状況をみて検討しますが・・・・・書記官さん、印鑑を押して被告側に渡してください」

<押印済みの準備書面と添付書類(合計6ページ)が被告の沖縄県選挙管理委員会の委員長に渡される。委員長はチラッと書面に目を通す>

裁:「では議論は出尽くしましたので、この裁判は終結します」

原:「待って下さい、裁判長。私は準備書面について『陳述します』とは言っていませんよ。原告に陳述させないまま裁判を結審していいんですか」

裁:「別に陳述しないのであれば、それで結構です。そのまま結審します」

原:「裁判長、被告は私の準備書面を全然読んでいないじゃないですか。それでいいんですか」

被:「私は、読みましたよ」

原:「あなたは、チラッと眺めただけじゃないですか。それで読んだといえるんですか」

被:「はい、読みました。そして、私の意見は答弁書に書いてある通りです」

裁:「では、この裁判は今日で結審して、判決の言い渡しは6月28日です」

結審という言葉が裁判長から出るまで、一切抗議の声を上げないようにと指示していた傍聴人席から、押しとどめていた抗議と怒りの声が一斉に沸き上がった。

「でたらめ裁判」「茶番はやめろ」「選挙も不正、裁判も不正だ」「あなた方に良心はあるのか」「恥知らず」「考えるのは保身だけか」、極めつけは女性傍聴人から「人殺し!」

傍聴人席からの怒号の中、3人の裁判官と書記官が退出していく。そして、被告人席から沖縄県選管の委員と職員たちがさらに激しくなった怒号の中を無言のまま硬い表情で退出していく。被告側の面々を記しておく【委員長:当山尚幸、委員:武田昌則・高江洲義直・平田義則、書記長:真栄田義泰、選挙班長:平安名栄志、主査:玉城大輔】。

内閣から、あるいは最高裁判所から、即日結審するようにとの指示があったのだろう。その指示に従うので谷口豊裁判長が選ばれた。どんな指示にも従って出世街道から外れない。最初から結果ありきの裁判。茶番の裁判。日本に三権分立などない。司法に良心の一かけらも期待できないと仲間内では意見が一致。ためいき。

裁判終了間際に準備書面を提出、終結回避のためにこのタイミングでの提出、普通なら絶対に結審できない。ところが、この裁判、それが起こった。意見を言わせずに結審、議論させずに結審、有り得ない。以下が、その準備書面と2つの証拠(甲4,甲5)

 

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