「国語が難しかった。」
「数学がチョー難しかった。」
試験を終えた生徒が言う。
新学習指導要領の完全実施で学習内容が従来より大幅に増加したことにより、県立高校の入試内容も大きく変わった。見たことのない新傾向の問題が出ていて、その部分で生徒は苦戦したようである。
無駄が少ないように従来の傾向に沿って受験対策指導をするのが通常なので、想定外の新傾向の出題は受験生を戸惑わせる。しかし、これはどの学習塾にも、またどの生徒にも条件は同じであり、あまり強く気にすることではない。新傾向の問題には、ほとんどの受験生が苦戦するものである。
「ぜんぜん問題解けなかったけど、気分がいい。合格しているような気がする。なんでかねー。」
と、ニコニコしながら話す生徒もいる。
「果報は寝て待て」
頑張った分は報われる。気楽に待てばよい。
受験生とは違い、教える側は状況を客観的に受けとめる。
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