気づく

「塾長、最近痩せたんじゃないですか。」と女子事務員が聞く。

「なぜ、そう思うのか。」

「○○先生が、塾長は最近痩せたみたいだと言っていましたよ。」

「どういうこと。」

「ベルトの小さい切れ端をテーブルの上に見つけたらしいんです。」

「よく、気づいたね。」

最近、ズボンがゆるゆるになったのでベルトの穴を一つ縮めたのだが、そのときの切れ端を社員が見つけたようである。ベルトの切れ端から、誰かが痩せたんだと考えた。簡単そうだが、心構えがないと気づかない。

ちょっとしたことでも、自分のことについて気づいてもらえるのは嬉しいものである。小さな「気づき」の積み重ねが人間関係の基本である。さて、自分はどうだろうと振り返る。

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