鳥のすむ島

日本の最大の貿易相手国はアメリカから中国に変わった。輸入額は2002年に、輸出額は2008年に、それぞれ第1位がアメリカから中国に変わった。また、中国の国民総生産(GDP)は2010年に日本を抜いて世界第2位となっており、4年後の2016年にはアメリカを抜いて世界第1位になるとのIMFの予測もある。

今や、日本経済は中国との関係を抜きにして考えることはできない。中国との関係をないがしろにしては、日本経済が立ち行かなくなることは明白である。

尖閣列島は従来どおり、棚上げでよいのである。島にはいろいろな鳥がすんでいる。日本や中国が領有を主張するが、鳥たちにとってはそれはどうでもよいことである。日本と中国の首脳が一言いえば済む。尖閣列島は鳥のすむ島であり、島は野生の鳥のものである。だから、領有問題は棚上げでよい。

政府は、中国との経済関係を抜きにして、国民に食べさせていくことができるのか。それができない政策は、人々の支持を得られない愚策である。国の政策を決定する視線は、本当に国民に向いているのか。国民無視の政策に恥ずかしさを感じない政治家と官僚がいる。

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