Japan Today に掲載されている9月10日の英文記事「太地町で、今季最初のイルカが殺される」を翻訳しました。イルカ漁については、今年の2月8日にもJapan Todayの「リック・オバリー氏の強制送還」(注1)を翻訳しています。
(注1)https://gorogoronyanya.jp/d/20160208
太地町で、今季最初のイルカが殺される
<東京> 日本の漁師による例年のイルカ漁には異論が多いが、今季も最初のイルカが殺された。ドキュメンタリー映画「ザ・コーブ(入り江)」が2009年のオスカー賞を受賞し、日本のイルカ漁が世界的な注目を集めている最中にである。
地方紙の紀伊民報によると、和歌山県の太地町で20頭のイルカが地元漁師に捕獲された。
「ついに、イルカを捕まえた。ホッとした。」と地元漁業組合の組合長は共同通信の取材に語っている。
アメリカの動物の権利保護活動家のリック・オバリー氏が運営するイルカ保護運動グループはウェブサイトで、「約12~15頭のハナゴンドウが太地町の入り江で殺された。」とツイートしている。
6ヶ月の漁解禁の間、太地町の人々は数百の哺乳動物を閉ざされた入り江に囲い込んで虐殺し、海の水を濃赤色に変える。
ドキュメンタリー映画のそのシーンは、太地町という小さな沿岸の町に彼らが望まない注目を集める。
環境保護運動家はこの残酷な行事を見るために毎年太地町を訪れるが、警察当局は地元住民と活動家の衝突を防ぐため警戒を強化している。金曜日の段階では、活動家と漁民の間に何の衝突も起こってないと共同ニュースは伝えている。
太地町の町役場と漁民は、今のところ何のコメントも出していない。
イルカ漁の擁護者はイルカ漁は伝統でありイルカの数は危機的状況にはないと言うが、その主張の趣旨には日本政府も同調している。
「ザ・コーヴ」に主演したオバリー氏は、今年の初めに日本への入国を拒否され3週間拘留されてあと、日本からアメリカに強制送還されている。
ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」の日本語吹き替え版は次のリンクから視聴できます。
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