5月9日
区長「伊波さん、私は昨日の行政委員会議であなたの話を聞いて非常に怒っていたんですよ」
私「そうなんですか。実は私も、あなたの話を聞いて非常に怒っていたんです」
(自分の怒りを表明する区長に、ニコニコと対応する)
区長に翌日の午前9時を指定され、三原区公民館に話の続きで来ている。のっけから、区長はケンカ腰である。
区長「あなたは、人の話をもっと聞くようにして下さい」
私「はいそうします。で、昨日の話の続きですが、争わずに情報を開示すれば裁判費用は何もかかりません。弁護士に120万円もかけて争うメリットは何ですか」
区長「メリ・・デメ・・、何でしたっけ」
私「メリット・デメリットは英語ですが、日本語にすると、良いこと・悪いことという意味です」
区長「弁護士に頼むメリットは何もありません」
私「弁護士に頼んだら、良いことは何もないと言うんですね」
区長「はい、良いことは何もありません」
私「何も良いことは無いんでしたら、弁護士に頼まないほうがよいじゃないですか。120万円が浮きます。それを区民のため使えます。他の必要なことに使えます」
区長「メリットはなくても、弁護士に頼むしかないんです」
私「三原区事務所は120万円の大きな出費で何を守ろうとしているんですか。情報を開示しないことで何かを守ろうとしているんですよね。何を守ろうとしているのか答えて下さい」
区長「それは答えられません。答える必要もありません。弁護士に頼むことは区政委員会議と行政委員会議で既に決まったことです。もう話すことはありません」
私「会議の場では何も話し合っていないじゃないですか。議論をしないから、私は議論をしてほしいと提案したんです。質問をしたんです」
まともに返答できず、いらだった区長の言葉遣いがだんだん荒くなってくる。
区長「お前は会議の場で、勝手な物言いをするな。会議を仕切るのは私であってお前ではない」
私「なぜ人を、お前呼ばわりするんですか。区民を小バカにして蔑むようなお前呼ばわりは止めてください。一人一人の区民を尊重する姿勢を示してください」
区長「お前はお前でいい。お前と言わないと、お前は人の話を聞かない」
私「人の話を聞かないのはあなたの方ですよ、区長。反対意見も含めていろんな意見を聞いて、それを調整してまとめていくのが区長の役割じゃないですか。区長の役割を果たしてください」
話の途中で、会計係が束になった封筒を私に手渡す。
私「何ですかこれ?」
会計「総会の委任状です」
私「私はこの委任状のやり方には反対です。委任状は廃止すべきです」
区長「なぜですか」
私「委任状には『すべての権限を区長に委任する』と書いています。物事を決めるのを委任するのはダメです。区民は総会の議題について、自分で内容を確認して決めるべきです。これが責任ある大人の態度です。私は、次の会議で委任状の廃止を提案します。それと、区政委員も廃止でよいです。実際に、一軒一軒の家を回って活動しているのは行政委員なので、行政委員の意見で十分です。限られた予算で三原区を運営していくために、行政のスリム化は大切です。区民の人口は減っているのに、役員の数は膨れ上がっている。これではダメですよ。こないだは、小さい子ども4人を持つ○○さん家族が転出しました。三原区に住みたくなかったんじゃないですか。いつまでも三原区に住んでいたい、多くの人が三原区に移り住みたい、そのような三原区を作っていきましょうよ」
今後の検討すべき改善点と前向きな建設的意見を残して三原区事務所をあとにした。
5月8日
名護市三原区の月一で開かれる行政委員会議に出席した。参加者は20人弱。私が区長に質問をしたら、区長から退場を命じられた。
私「一区民からの情報公開請求に対して、三原区は120万円も出して弁護士を頼む必要はないんじゃないですか」
区長「これは既に決まったことです」
私「一区民が情報公開を求めて本人訴訟で三原区を訴えているわけで、弁護士をつけるほどのことではないです。三原区の年間の予算が1800万円、そのうちの120万円を区民の承諾を得ずに三原区事務所が勝手に使うのはおかしいです。その120万円は区民のためにもっと有効に使うべきじゃないですか」
区長「これは区政会議で既に決まっているので、これ以上発言しないで下さい」
私「相手は弁護士を付けない本人訴訟なんだから、三原区も弁護士など必要ないです。そもそも情報を開示すれば良いわけで、それだと弁護士代はかかりません。一体何のために弁護士が必要なんですか。弁護士をつけるメリットは何ですか」
区長「あなたの発言は認めません。答える必要はありません」
私「発言を認めないのは会議ではありません。区長、あなたは私の質問に答える責任があります。弁護士を付けるメリットは何ですか。120万円もかけて弁護士をつけて、一体何を守ろうとしているんですか」
区長「会議を仕切っているのは私です。あなたではない。あなたは何も言わないで下さい」
私「弁護士をつけるメリットは何ですか。質問に答えて下さい」
区長「あなたは退場です。帰ってください。私の命令に従わない人は退場です。帰ってください」
私「そうですか。では、帰りますね」(立ち上がろうとする)
・・・・・・・
思い直して、口にチャックで座っていることにする。発言しないまま、結局最後まで会議に居続けた。
● 発言が許されない会議、質問を受け付けない会議、議論が交わさない会議、これは会議ではない。
2025年4月25日
投稿の再開
季節は春、去年の5月から中断していたブログ投稿を再開します。
この4月から名護市三原区の行政委員になった。小単位の地域の班長である。何らかの役職を持つのは気分がいいし気持ちも引き締まる。
今日は早速、委員として三原区事務所で区長と掛け合った。
私「5月に開かれる行政委員会議で、令和6年度の決算資料が行政委員に配布されますが、行政委員に見せて後それを回収すのは止めてください。そのまま行政委員に渡して下さい」
区長「決算資料を行政委員に見せて後そのまま渡すかは、行政委員会議で決めることで私が決めることではありません」
私「私は簿記の知識はあるのですが、決算書の損益計算書と貸借対照表を一瞬で分析して記憶することは私にはできません」
区長「それは、あなたが決算書を独特に解釈して決算書を読む能力がないからです」
私「そうなんです。私は決算書を読む能力がないんです。ですから、能力の低い私でもゆっくり考えられるように決算書をそのまま渡してほしいんです。私みたいに能力の低い人に配慮して欲しいんです。配慮できますか」
区長「それは返答できません。繰り返しますが、それは行政委員会議が決めることです」
私「簿記の知識は簡単ではなく、誰もが知っていることではありません。分かってもらうために損益計算書・貸借対照表の内容をまずは行政委員に知らせて、行政委員がそれを各地域の住民に知らせて、三原区民への周知の後に総会で決議されるというのが筋ではないですか」
区長「確かにそれが筋ではあります。しかし、三原区には監査委員がいて、監査委員が決算内容を監査して、その後行政委員会議で承認手続きを経るので、事前に区民に周知させる必要はありません」
私「監査委員には簿記の知識はありますか」
区長「それはわかりません」
私「ないんですね。簿記の知識がなくて、どのように決算内容を監査するんですか」
区長「監査委員が承認して、行政委員会議で決議しているので何の問題もありません」
私「行政委員会議で決算資料を渡さなかったのは去年からですよね。一昨年までは毎回渡されていたはずです。なぜ去年から渡していないんですか」
区長「以前もずっと渡されてないはずですよ。決算資料が行政委員会議で渡されていたかは私もはっきり覚えていません」
私「区長をやって6年目ですよね。それを覚えていないんですか」
区長「はい、覚えていません」
私「区長の記憶力は非常に不安定ですね。そうなんですよ区長、人の記憶力は本当に頼りないんです。私の記憶力も頼りなくて他の人もそうなんです。ですから区長、人の記憶力は頼りないものと配慮して、決算資料を見せるだけでなくそのまま私たちに渡してもらえないでしょうか。数字は一瞬で覚えられません」
区長「決算資料を渡すかは、私では決められません。行政委員会議で決められます。今日はもう、時間がありません。後日に時間を取ってください」
地域を代表する行政委員に決算資料が渡されていたか覚えていない。決算内容を承認する総会前に、地域住民に決算内容が周知されていたかを覚えていない。三原区民に三原区事務所の活動の総括を周知させたかを覚えていない。
これは、三原区民に対する不誠実である。区長が三原区民への配慮を怠る深刻な不誠実である。
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