「なぜ私を区民と認めないんですか」
「それは、あなたが三原区を乱しているからです」
「具体的に言うと、私がどのように三原区を乱しているんですか」
「具体的には言えません」
「具体的に言えないでいて、私が三原区を乱していると言ってよいんですか」
「それでよいです。具体的な事はあなたが考えなさい」
「伊波区長、会計係の金城さんは私を区民と認めないと言っていますが、あなたの意見はどうですか」
伊波区長は答えない。そして、トイレに行くという。
しばらく考えたのだろう。トイレから戻ってきた伊波区長が言う。
「私は答えることができません。分かりません」
根拠を具体的に指摘せずに、一方的に私を三原区を乱すものとして区民から排除するのだという。区民が払うべき区費を私から徴収しておいて、私を区民と認めないのだという。三原区シネガキ集落の集会施設用地に生前の父が無償で広い土地を提供しているのに、相続人の私を非協力者として区民と認めないのだという。
「あなた方は、三原区事務所を批判するものは区民として認めないんですか」
「三原区事務所を誹謗中傷するものは区民として認めません」
「私は、事実を述べて三原区の会計処理の矛盾点を指摘し情報開示を求めているんです」
「あなたは三原区民ではないので、あなたの情報開示請求には応じません」
この日の話し合いは、ここからスタート。
約束していた10月6日午後3時に三原区事務所を訪問。事務所の応接室の豪華なテーブルに着くと、今日の応対は男性2人・女性2人の合わせて4人。男性は伊波安志区長と行政委員、女性は区政委員長と会計係。
「区長さん、あなたはあなたが見積もった金額を設計事務所に話したんですか、名護市役所に話したんですか」
外野の女性二人が邪魔するように怒声と罵声で介入してくる。
「何を偉そうなことを言っているのか」
「尋問しているつもりなのか」
「何様のつもりなのか」
「こんな質問に答える必要はない」
私は右の手のひらで女性陣の会話を抑えつつ区長との会話を続けようとするが、女性陣の怒声・罵声は止まらない。
「手を上げて私たちが喋るのを止めようとしているよ、この人。本当に生意気だね」
「だからよ~」
私「区長さん、あなたの出した見積金を設計事務所と名護市役所に伝えたんですか?」
「こんな質問をして何になるのか。答えないでいいよ!」
「何様のつもりなのかね~、頭がおかしいんじゃない、バカだね」
「バカじゃないですよ。一応、琉大を出ています。日商簿記2級です」
「ハッサヨー、こんなこと言っている。この人、本当に『イバヤー』※(尊大・傲岸)だね。子供のころ少しは勉強したかもしれないけど、大人になるとこんなにバカになるんだね~」
伊波区長は、女性陣の留まらない怒声に一言も発せない。いや、それを支えに押し黙っている。
「伊波区長、YESかNOのどちらかです。答えて下さい」
「・・・」
固く結ばれた口。答えないと決めている。
ここまでは第一弾、会話のニュアンスと雰囲気について触れる。
次回の第二弾で、具体的な会話の内容について触れていく。
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