判断の基準

判断に迷う。

これは仕事上や人間関係ではよくあることである。

なかなか決められない。あちら立てればこちら立たず。どちらも立てたいのだがそれができない。

そんなとき、判断の基準となるのは「誠実」。これはぶれない。

この基準に照らすと、今までの迷いが真実の姿で見えてくる。

迷っていたことが解決する。「誠実」が基準である。

ところで、12月16日に衆議院議員の総選挙がある。民主・自民・維新、そのいずれも保守である。保守というより右翼である。民主と自民が対立していて、そのどちらにも満足しない有権者を第3極である維新がごっそり受け入れるという構図である。

民主・自民・維新は政策はほとんど同じであり、原発・消費税増税・TPP・尖閣問題・憲法改正などの主張で大差はない。これらの3党は右翼という意味では、1つの党である。実質は1つの党なのに、さも対立しているかのように見せかけて票を分け合おうとしている。テレビ・新聞などのマスメディアもその片棒をかついでいる。

政府は人権侵害救済法の成立を目論んでいるが、これはかつての治安維持法と同類であり、国民の言論の自由を制限し統制するものである。国家や権力者を批判すると人権侵害の名目で逮捕されかねない。国家主義への右傾化はかつてたどった悲惨な戦争への道である。

今望まれるのは、国家の右傾化に対抗する勢力・政党である。滋賀県の嘉田由紀子知事が「日本未来の党」を結成した。「国民の生活が第一」や「脱原発」「みどりの風」などの政党がこの新党に合流することになった。

アメリカの言いなりで国民を無視する政権・政党を支持するか、国民の生活に真に目を向ける政党を支持するか、その判断はあきらかである。政治家には国民に対する「誠実さ」が求められる。「誠実」が判断の基準である。

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