「何か決まりましたか?」
「いえ、まだ何も決まっていません」
11月21日の早朝、いつもの男性職員と別の女性職員が対応をしてくれた。二人の職員が私に相対する形で席に座った。
「ところで、名護市ではワクチン接種後の体調不良の相談はどのくらい来ていますか」
「市ではそのような接種後の体調不良の相談は受け付けていないのでわかりません。そのような相談は県で受け付けています。市のコールセンターではワクチン接種の予約受付だけをやっています」
「では、ワクチン接種後にどれだけの人が体調不良になっているか、どのような体調不良になっているのかわからないんですね?」
「はい、わかりません」
「あなた方は、ワクチン接種を推進はするけれどもワクチン後の体調不良については関知しないとんですね、おかしいんじゃないですか」
「・・・・」
「ところで、ワクチン後の体調不良を受け付けてくれる厚労省指定の病院はどこがありますか」
「わかりません」
「なぜ知らないんですか」
「その情報を沖縄県は知っているはずですが、県は市町村には教えてくれません」
「なぜ、県は指定病院の名前を市町村に教えてくれないんですか?」
「たぶん、人が殺到するからだと思います」
「それはおかしな話ですね。ワクチン後に体調不良の人が殺到するという状況が普通ではないです。そして、体調不良の人を受け入れられる体制がないというのも変じゃないですか。ワクチン後の体調不良に対応できないでいて何故ワクチン接種をそのまま続けられるんですか。体調不良の人が殺到するという状況、そして体調不良の人に十分な対応ができないという状況で、なぜワクチン接種をそのまま継続できるんですか」
「・・・・」
「名護市が市民にワクチン接種を推奨したらな、接種後の市民の体調がどうなったかを名護市は当然のこととして注意して見届けるべきではないですか」
「・・・・」
「ところで、私が話したことは市長に届いているんでしょうかね。こんな風に、市民が何度も足を運んで意見を伝えているんです。私の声を確実に市長に伝えてほしいんです。そして、4歳以下には接種券を郵送するのではなく案内のはがきを郵送すると決めてほしいんです。市長に確かに伝えて下さい。ここまで市民が何度も訪問して情報を伝えて頼んでいるのに、それでも市長の権限で接種券を郵送すると決定することもあり得るんですよね。そのときには、市長が市民をここまで軽んじていいかと思うんですよね。私の話したことは、必ず市長に伝えて下さい」
「はい、わかりました」
メモを取り続けている二人の職員に「よろしくお願いします」と言葉を残してその場を後にした。
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