「苦は楽の種」と言いますが、「苦」が「楽」に変わって「楽は楽の種」になったらどんなにか良いことでしょう。同じことをやりながらも「苦」を「苦」と感じずに「楽」と感じる。「楽」を感じながらその行為がさらなる「楽」へと結びついていく。
人それぞれいろいろな人生があるのでしょうが、もっともうまい生き方をしている人は「苦」を「楽」に変えて「楽は楽の種」で生きている人なのかもしれません。何かをするときにそこに何を見るかどんな意味を見い出すかによって物事の有り様は全然違ったものになります。
子供たちが勉強をするときはどうでしょうか。それがもし「苦」であったなら何とか「楽」に変えたいものです。「楽」に変えるにはどうするか。教える先生方は勉強が少しでも子供たちの興味を引き楽しいものになるよう工夫することが大切です。習う側の生徒は習う対象について知らなければ好きになりようがないですからまずは勉強して少しでも分かるようになることです。
勉強させるには生徒を突き動かすきっかけが必要です。きっかけは生徒が動いてくれるのであれば何でも良いと思います。目標を達成したときに褒美を上げる(癖にならない程度に)、努力が認められ学校の先生に褒められる、親に褒められる、先生が好きである、先生に認められたい褒められたい、初めてテストで100点を取った達成感と高揚感、いろいろあると思いますが生徒本人が喜んで自ら勉強するという流れに結び付けつけたいものです。
勉強が「楽」へと変わり・・・そういえば実技科目のひとつである音楽の楽は音を楽しむの「楽」ですし、他の主要科目についても「楽」を伴うようになったらやはり理想的です。「苦」を「楽」に変えていくという姿勢は大人になってもいろんな場面で必要になってきます。大人が見本を見せながら子供たちに教えていきたいものです。と思うときひとりひとりの大人は成長途上であり、子供と一緒に成長するものなのだと改めて思い直してしまいます。
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