遺伝子組み換え

生の豆腐を包丁で小さく切り分けて皿に盛り付け、それにしょう油をつけて食べると酒のつまみにちょうど良い。一昨日、近くのマックスバリューで豆腐を買って、冷蔵庫に入れるときに表示を確認すると、原料の大豆がアメリカ・カナダ産と書いてある。あいや~、遺伝子組み換えの豆腐を買ってしまったか。値段が手頃だから買ったのだが、安いなりの理由があったわけだ。さて、どうしよう。

買ってしまったんだし、遺伝子組み換えの豆腐がどんなもんだか一度ぐらいは食べてみてもよいだろうと、酒と一緒にいつものように食べてみた。味は普通の豆腐とぜんぜん変わらない。500グラムパックの半分を皿に盛って食べ尽くしたところで、酒の酔いも回って来て眠くなったので、ベッドに横になった。熟睡していたのだが、そのうち体調の異変で目が覚めた。体全体がヒリヒリと熱く感じる。風呂場で半裸になって水道の冷たい水で体をしばらく冷やしていた。体が冷えたところで、ベッドでまた眠りについた。

半裸で眠っていたので、しばらくすると寒くなって目が覚めた。今度は、長袖の服の上にさらに冬物のジャンパーを着込んで体を温めた。そして、酒を再びチビリチビリと口に含みながら考えた。あのヒリヒリする全身の火照りは何だっただろう。遺伝子組み換えの豆腐が原因なのだろうか。残っていた250グラムの豆腐をまた食べてみて、体の様子を見ることにした。

250グラムの皿の半分ほどを食べたころに、全身がまたも火照り始めた。酒を飲んだときの気持ちのよい暖かさではなく、全身のいたる所にヒリヒリする熱さを感じる。再び風呂場に行き、水道水を体にかけて冷やした。こんな経験は初めてだ。二日前の出来事である。

今日また、残っていた皿の豆腐を冷蔵庫から取り出す。3回目を試してみる。いつもの酒を口に含んで味わう。菊の露や残波もよいのだが、最近は新里酒造の「島人」を気に入っている。程よい苦さと甘さがよい。遺伝子組み換えの豆腐を二つ、三つと口に入れる。味は悪くない。

遺伝子組替えについてはネットで調べるとたくさんの情報が出てくる。アメリカの会社「モンサント」の市場支配、種子法の廃止、種苗法の改悪。

日本の「食」を憂える。今日は体がヒリヒリするのか、まだわからない。

 

朝、今起きた。更新する。

手と足と胸の辺りがかゆくて、度々起きては掻きまくっていた。食べる豆腐の量が多いと異常な体の火照り、少量だとかゆみ生じた。本来なら自然界に存在しない異物に人間の体が過敏に反応したと、今は確信している。

日本が締結予定のTPPには、アメリカの要求を呑んで、商品への遺伝子組み換え作物不使用の表示を禁止する条項があるようだが、とんでもないことである。消費者には体に取り入れたくない食品を拒む権利があるはずだ。遺伝子組み換え作物を原料として使っていないという表示を当てにして購入食品を決めているのに、その手段を奪い去ろうというのか。モンサントを頂点とするアメリカの世界の農産物市場支配に、人々の健康が毒されようとしている。ついこないだ種子法が廃止されたが、すぐに復活するべきである。私は日本産の安全な大豆を原料とする豆腐を食べたいのである。遺伝子組み換えのない安全な食品を食べたいのである。安全な食品を食べたいという願いは誰でも同じであるはずだ。日本政府はアメリカの巨大企業に便宜を図るのではなく、日本の消費者・国民の健康に目を配るべきである。当たり前のことができてない政治は正されなくてはならない。それを可能にするのは、確かな情報の入手と政府の政策に対する人々の関心である。政府が我々を守ってくれるという時代ではない。政府の政策に疑問を持つ姿勢を国民が忘れた先には、とんでもないしっぺ返し待っている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました