和歌山カレー事件・冤罪(その6)

以下は、和歌山カレー事件 林眞須美死刑囚・長男著の「もう逃げない。」からの引用である。

【長男・浩次(仮名)は当時小学5年である】
逮捕の朝、子供たちは家から連れ出される。


 玄関から門扉まで、ブルーシートのトンネルのなかを歩いた。そして、1人ずつ別の車に乗せられた。車が敷地外に出ると、ものすごい人だかりができていた。ゆっくりとその間を抜け、周りに人がいなくなると車はスピードを上げた。後ろを振り返ると、数台のバイクがついてくるのが見えた。
 車は高速道路に入った。目的地の児童相談所(以後、児相)は和歌山市内にあり、本来は高速道路でいかなければならないような距離ではない。マスコミのバイクをまくためだったのだろう。結局、1時間ほどかかって児相についた。きょうだいたちは別ルートで、同じ児相に連れてこられていた。


 

事件当時、16歳の少年が紙コップを持った林眞須美を目撃したと主張。決定的証言とされた。平成30年、彼は眞須美さんから名誉棄損で訴えられる。訴えを受けて、彼の口から22年前の事件が語られる。それが次の動画である。https://www.youtube.com/watch?v=IyNZFV2fueY&t=209s

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