以下は次の記事からの翻訳引用である。
https://realrawnews.com/2021/12/george-w-bush-military-tribunal-day-4-part-i/
火曜日は法廷がなかったので、これは12月15日(水曜日)の法廷からである。
水曜日の進行の冒頭で、クランドル少将はドナルド・ラムズフェルドが大統領室で秘密に録音したオーディオカセットを取り出した。彼は陪審団に、そのテープはタワーが崩壊したおよそ5日後に録音されたものでラムズフェルドとブッシュとチェイニーの声が入っていると言った。その中で、被告人ブッシュはおおよその死者数をチェイニーに尋ねた。
チェイニー:「我々が予想していたより多くの死人が出たようだ」
ブッシュ:「どのくらい予想より多かったのかい?」
チェイニー:「そうだな、詳しくは知らないが、ニューヨークで約6500人から7000人の間の数と考えても不思議ではない」
ブッシュ:「何という事だ、ディック、君は2、3000人と言ったじゃないか。6000人、7000人とは言わなかったはずだ。」
チェイニー:「我々は火曜日の朝早くにあんなに多くの人がタワーにいるとは思わなかったよ、ジョージ、また飛行機に電話をして今日はキャンセルだと言うのとは違う」
ブッシュ:「私は国民に7000人の人々がニューヨークで死んだとは言えない。もう、私の再選は無理だ」
チェイニー:「2000人から3000人と言えば、衝撃は弱くなる。国民も何とか受け止められる」
ブッシュ:「200人、300人と言えればよいのだが」
ラムズフェルド:「それだと、とうてい国民が信じてはくれない」
ブッシュ:「もし、我々が3000人と言えば、残りの4000人の死者数についてどう説明すればよいんだ?4000人の身内を失った家族がそれがニュースで報道されないので、メディアに対して叫び声をあげる」
チェイニー:「我々はある人々になだめるための”あめ”を与えなければならない」
ブッシュ:「それは、とてつもなく大きな”あめ”なんだろうね、ディック、その”あめ”が私の災いならなければよいのだが」
チェイニー:「任してくれよ、うまく処理するから」
ラムズフェルド:「それは経済にとってよい。数千人の億万長者が一夜にして生まれる」
クランドル少将はテープを止めた。彼は陪審団に次のようなことを断言した。
3人の暴君は9/11を計画しただけでなく、自分らの名声を失うことを恐れて甚だしい死者の数を隠蔽するという共謀も行った。チェイニーは、その惨事を最初オサマビンラディンのせいにした。また、ハリド・シェイク・モハメドを見せかけの理由として、米軍はアフガニスタンに爆弾を落として貴重な200,000ヘクタールのアヘン畑を奪い取った。チェイニーのサウジアラビア・イスラエルとの関係は、この手配・計画から莫大な利益を生み出した。
ブッシュの弁護士のデイビッド・アウフハウザーは立ち上がって「これは何なんですか?クランドル少将、あなたはタリバンを擁護するのですか?」と言った。
「誰もタリバンを支持するものはいないよ、アウフハウザーさん。そして、彼らはこの法廷にいない。いるのは、あなたのクライアントのジョージ・W・ブッシュだ。この委員会は、あなたがもっと言葉を慎むことを望んでいる。そうしてくれたら嬉しい」とクランドル少将は言った。
「私の経験上、こんなに意地の悪い検察官当局は今まで見たことがない。私は黙りません。声を上げないことは私のクライアントへの裏切りになる。この裁判は延期して、米軍が指揮するのではない別の場所に移されなければならない」とアウフハウザーはぶつぶつと不平を言った。
彼の熱のこもった独白がクランドル少将を刺激し、彼は法廷から退出させられた。クランドル少将は、法廷は昼食の休憩後に再開されると言った。
(RNNは法廷4日目の残り半分は12月17日の今日発行する。発行の遅延をお詫びする。グアンタナモの情報源はときどき遅れ気味になる。読者の忍耐に感謝する)
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