ささいなもの

扇風機が昨夜から動かなくなった。暑苦しかったので窓を開け放って寝たら、朝の冷え込みで体を冷やしてしまった。すぐに葛根湯を飲む。

この扇風機、ほんとに動かなくなったのか。横にしたり引っくり返したりしていると、動き始めるではないか。スイッチ部分は穴が開いていてそこに棒状に切った消しゴムを差し込んで使っているのだが、そこから入った埃が原因で接触不良をおこしていたのだろう。

よかった、よかった。これでこの夏もしのげる。

クーラーもあるのだが、扇風機のほうが体調管理がしやすい。人の体は、暑ければ汗をかき、その気化熱で体温調節をする。扇風機は人の体の自動調節機能を手助けをするだけなので、無理がなく体にやさしいのだろう。

今年も、隣で首を振り振り風を送ってくれる扇風機、けなげに動いてくれる扇風機。

そんなささいなものに、いとおしさを感じている自分がいる。たわいないことに喜ぶ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました