5月1日午前9時半、名護市地域経済部観光課を訪問。奥の人気のない個室ではなく、今回は入口に近いオープンな接待室での面談、周りでは職員が個々に仕事中。見晴らしがよい分、ここでの対話は四方から観察されている。
「問題の気中開閉器はどの電柱にいつ設置されたのか、この次に教えてください」
「はい」
「では、ここから本題に入ります。あなた方がやっていることは談合です。なぜ看板があるのかないのかさえ分からない幽霊会社が入札に参加しているのですか。公募をしたんですか」
「いえ、公募はしていません。指名入札です」
「㈱アウルアイはアパートの1室で看板がない。㈱ハートスは地面のブロックに小さな看板が置かれているだけ。なぜこの2社を指名したんですか」
「それはこの2社の実績を考慮したからです」
「ではこの2社と名護市の過去3年の取引実績を示す契約書の情報開示を求めます。2週間後にその契約書のコピーを用意してください」
開示請求の書面をその場で記入して手渡した。
「帰りの出口はそこからでよいですか」
「はい、どうぞ」
今回は30分の短い面談。それでも、中身は核心にキリリと切り込んでいる。
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