THE CIRCLE(ザ・サークル)という英文の小説を昨日読み終えた。DAVE EGGERSというアメリカの作家の2013年の著書で、2017年には映画化もされている。
英文の小説を読むときは、辞書を引く作業が多すぎると、本を読んでいるワクワク感がそがれてしまうことがある。だから、昨日は最後の20ページを辞書を引かないで一気に読んでしまった。
せっかく一気に読んだのに、あっさりした結末が待っていた。拍子抜けさせられたのだが、それも意図があるのだろうか。あとで映画もネットで観たのだが、結末が大きく変えられていた。
プライベートな秘密が否定され、人の言動がすべて開示される社会。すべてが開示されれば、人はよい行いをする。犯罪がなくなる。情報の共有が人々の暮らしを豊かにする。そのために、すべての透明化が行われる。
人はすでに透明化にどっぷりと放り込まれている。透明化される社会は、はたしてユートピアなのかディストピアなのか。
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